引き続き、Altisのプログラムについて書いていきたいと思います。
プログラムには、ヘッドコーチのダン・パフ氏のレクチャーが組み込まれています。
トピックは、『競技に関係する怪我』でしたが、これまで多くのアスリートを指導してきた中でのエピソードや考えを時折混ぜて話を進めてくれましたが、興味深い内容であったことはもちろんですが、共感することが多々あったことが私個人としても大変嬉しく、今後の指導の方向性においてもより確固とした裏付けが取れたことも大きな収穫でした。
また、レクチャーの中で、”Watching practice intently”「練習をひたすら注視する。」という言葉を使われていました。
一人ひとりの走動作は異なります。その違いを、ひたすらよく見て理解することの必要性を説かれていました。
スポーツ現場では、科学が万能かのように「データに基づいた指導」がもてはやされていますが、「一人ひとりを理解する。」ことなく、データを生かすことは不可能です。
一人ひとりを注視し、一人ひとりに合わせた指導をしていくということにおいて、私達ムーブファーストも帯を締め直して取り組んでいきたいと思います。