東海大学の長距離チームの皆さんが、菅平高原(標高1200m〜1600m)で合宿中です。
今回は、合宿時の怪我の予防・ケアを目的としたコンディショニング・エクササイズと共に、走フォームの質的な飛躍を目的としたウエイトトレーニングでも核となるポイントを重点的に指導いたしました。
期間中は、リオ・オリンピックのテレビ中継があり、日本選手も力走しましたが、世界との差を痛感する結果となる中、長距離選手におけるウエイトトレーニングの必要性を世界的に喧伝したナイキ・オレゴンプロジェクトの史上稀に見る活躍(男子1500m、5000m、10000mでは金メダル、男子マラソンでは銅メダルを獲得)があり、(おそらくですが、、)選手達のウエイトトレーニングへのモチベーションも高まった状態での実施となりました。
オリンピックを見ていますと、メダリストの走フォームは、明らかに他の選手と「質的な違い」があります。
この「質的な違い」を得るための基盤となる身体動作の獲得が今回のメインとなる内容であり、終了際の選手の走りを見ているとその動きの片鱗を垣間見れたように思います。
さて、これから始まる箱根駅伝に向けての駅伝シーズンでの活躍も楽しみではありますが、4年後の東京オリンピックがとても気になるところです。
私の知る限り、ウエイトトレーニングを導入された東海大学長距離チームの取り組みは、現在の日本長距離界では新しい試みです。
通常のウエイトトレーニングでは、スピードが上がるどころか遅くなってしまいますし、欧米の選手のやり方をそのまま導入しても身体的に異なる日本人選手には合わないケースは多々あります。
ただ、この中から世界レベルを夢見る選手たちへ、微力でありますが、トレーニングやコンディショニングの側面から最良のサポートを施していくことが出来ればと考えております。
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